世界平和弥勒祈願の儀はじまりの法話

2012年3月21日 397

ダルマ・サンガ

ナモ・ボディ・シュラヴァン・グル・ダルマ・サンガヤ

(英知を聴く法のサンガに帰依いたします)

ナモ・マイトリー・サルヴァ・ダルマ・サンガヤ

(慈愛をもつすべての法のサンガに帰依いたします)

1. 最も清らかなる道を求めるため、真のダルマ [1] の道に従ってきたいくつもの時代を経て、この世界平和弥勒祈願の儀( World Peace Maitri Puja [2])に集まったダルマを愛し従う者たちすべてのために、 彌勒暦三万五千年前に届いた グル・マルガ(師の道)という形により、 いきとし生けるものたちが苦痛から解き放たれるよう、英知を聴く法(ダルマ)のサンガにもたらされた永遠なる法(ダルマ)のメッセージをこの地球に与えま しょう。

2. 花は創造世界全体に向けて、その美しさと香りという絶え間ない供物と献身の形においてのみ存在します。同様にダルマという芳しい花は、人がカーム(欲望)、怒り、嫉妬、幻影、エゴ、殺戮、暴力などを捨て、真のダルマの教えを養わなければ、咲く事はできません。

3. 世界の真の解放と自由の道のために決意し、2005年5月16 日から2011年5月16日までダルマの過酷な苦行と修行を行ない、 一瞬たりとも意識が揺らぐ事ない完全なる献身と共に慈愛の瞑想に入り、三昧で降りて来たのがグル・マルガ(師の道)であるボディ・シュラヴァン・ダルマ・ サンガです。『ボディ・シュラヴァン』とは 、真実とグル [3]の本質(タットヴァ)の知識を持ち、存在すべての本質(アスティットヴィック・タットヴァ)を認識し、全知が備わっている事です。

4. そして『ダルマ・サンガ』という言葉は、この世あの世のすべてのグルたちに属します。 ボディ・シュラヴァン・ダルマ・サンガは言い換えるならば、師の道(グル・マルガ)から解脱への道に従うグルすべて 英知を享受したグルすべてが、ボディ・シュラヴァン・ダルマ・サンガと名付けられるのです。

5. グル・マルガの目標は、悠久の歴史を通じて苦しんできた、この世の数知れない生き物たちを解放する事により、真のダルマの自由と解放の道を実行することで、慈愛の心を広めることです。

6. 献身、信頼、信仰の道において、教えに従って体・言葉・心の浄化する事で、人は人間としての生の間に神に到達することができます。

7. ダルマ(正義)、平安、非暴力、相互理解、慈愛の心を養うため、人は執着、怒り、貪り、欲望、殺戮、暴力、高慢さ、論争、憎しみ、下品、不満、蔑み、利己 主義、間違った言葉使い、嗜好品の常用、悪い仲間、不健康な行い、不良行為、悪魔や悪鬼、偽りを真実であるように見せかける事、真実を偽りに見せかける事 のような低級な行いをやめなければなりません。

8. 宗教・人種・地域・共同体・サンガ [4] 間の差別や亀裂を作り出す事をやめなさい。

間違った見方が広がることは、「私の」「私のもの」「私たちのもの」という観念に向けた村、保護区、自治体、国、国家間、世界全体へのプロパガンダを助長することになります。

10. 宗教、修行法、哲学、英知の名において、殺戮や不健康な行為、間違った行い、不穏な事が実践され、人間社会の間で存在しない ネットワークや境界を生み出しています。これは洗脳です。

11. 過去何年もの間、世界の幻影を作り出してきた人々に気づき、私は真のグル・マルガに確固として従い、サンガ、ダルマを愛し従事する者たちや、過去に迷っていた真実の求道者たちに従われています。

師の道の真のダルマに固執し、真実なる事によって真実なる仕事を行なえば、その人

の古いカルマに相当する障害、すなわち身体的障害や目耳口の不自由な事など、そのような先天性及び後天性の作用がその人自身や子孫にふりかかる事を、真実の力が根絶します。

13. 人のマインドの流れの汚れを取り除き浄化するために、慈愛 [5] の心を広げる事で、自分自身そして他の人々のためになるよう、この教えを授けましょう。

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一の徳 [6] 、人を名や姿、肌の色、階級、信条、共同体、権力、地位、資格の点において差別をしてはいけない。物質と精神性の概念による違いさえも切り捨てねばならない。

二の徳 、 永遠のダルマ、道そして師を熟知し、あらゆる宗教や信条を尊重する。

三の徳 、嘘、証拠のない主張、仕返し、蔑み、根拠のない噂に由来する偽りを広めることをやめる。

四の徳 、不和や意見の違いという境界を作る哲学や方法をやめ、 真実の道 [7] をとる。

五の徳 、 一生を通じて真実と完全なる師の道 [8] に従い、悪行をやめ、常に師の本質 [9] に心を融合させる。

六の徳 、悟りを開いていないのに、言葉で証明しようとしてはならない。また、まだよくわからない間は、人々を混乱させてはならない。

七の徳 、生き物を殺すような悪魔的行いや、暴力をやめ、健康な食物をとる。

八の徳 、国家の特異性に則って、他の人々や国々について、心の狭い意見を持ってはならない。

九の徳、サティア・グル・マルガ(真実であり完全なる師の道)の追求に従事し、地球のためになる行いをする。

十の徳 、真実を悟った時、グル・マルガ(師の道)が形をとり、いきとし生ける物のための悟りに到達する。

十一の徳 、純粋意識[10] の最も高く最も深い状態において、自身の中にこの教えを理解吸収し、すべての束縛から解放される。

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14. サンガのメンバー全員この教えの習得を通じて、自分自身そしていきとし生けるもののために役立ちなさい。

15. この教えが拘束するものでなく、すべての束縛から解放するものであることを皆がわかってくれますように。

16. 真の信念と献身、信頼をもってグル・マルガに従う者は、祝福と大いなる慈愛の心を備えた人生を導き、自分自身の本性やこの世あの世の神秘を一つずつそれぞれ全てを知るようになるでしょう。

17. 人が悟りに到達するため、健康な食品を取る事が必要です。

18. どうして霊長の最上にいる人間が、自分自身また他の生き物を害する食べ物を取るのでしょうか。

19. 自分自身と他の生き物を害する食べ物をやめ、健康な食品を取る事で、他者を自分であるかのように扱いなさい。今日から私は健康的な食事をしましょう。

20. やがてやって来るダルマを愛する者たち、平和を愛する者たち、真実の求道者たちを導き、信仰・献身・信頼という橋をかける事により、慈愛の心を広げるためについに私は旅立つ事にしましょう。

21. 時間とみなさんの手紙(会話)に見合うよう、私は真のダルマの本質を伝えてきました。

22. 私はいつも共にいます。

*** サルヴァ・マイトリ・マンガラム・アストウ:タタアストウ***

 (いきとし生けるものが愛と平安でありますように。

               そうでありますように。)

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記:

[1] ダルマ (法・Dharma ・Dhamma) – 普遍的な宇宙の真理。小文字の“d”で始まると宗教や信条のシステムを示す。 ダンマ Dhamma はサンスクリット語(梵語)の発展形態であるパーリ語。

[2] プジャ( Puja )– 儀式、崇拝、式典、祈り

[3] グル( Guru) – 価値ある偉大な先生、師;情報を伝える先生ではなく、弟子が目覚めるように導き養う師。独裁者ではなく助言者である。

[4] サンガ (僧伽・Sangha )– 共通の目標やビジョン、目的を持つ会合またはグループ

[5]ネパール語でMaitri bhaav

[6] 徳 Sheel– 意識のふるまいや習慣に集中するために、持続的な目標として、命令ほどではないが威厳ある形で表現された教訓または徳。

[7] ネパール語でSatya Marga

[8] ネパール語でSatya GuruMarga

[9] ネパール語でGuru Tattva

[10] ネパール語で. Chitta

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